空飛ぶ寿司職人@ナイロビ。そしてお魚のハンドキャリーについて。
マドリードから魚を持参してナイロビまで飛び、在住の日本人起業家・永井健太郎さんのオフィスにてお寿司を握ってきました。
東アフリカで活動している日本人起業家を中心に10人ほどが集まる場で、良い出会いと刺激的な話を伺えて非常にハッピーでした。またマドリードから買ってきたマグロのクオリティは「アフリカでは普段食べられないクオリティ」と皆さんに言っていただき、喜んでもらえよかったです。
魚の空輸に向けてやったこと&輸送方法
マドリードからナイロビまで魚を運びたい、ハンドキャリーしたい、と思ったものの、どうやったらいいのか情報がうまく見つからず苦労しました。
魚自体は検疫に引っかからないので運び放題なのですが(世界の海は繋がってるから禁止しても意味がない、という理屈だそう)、どうやったら「新鮮な状態で」「密封して」「形を崩さずに」輸送できるのかがイメージできなかったため試行錯誤しました。
魚&魚を詰める箱の入手
マドリード市内の日本食屋も魚を仕入れにくるという、Chamartin Market2階の魚屋さん。
ここでマグロ・サーモン・エビを入手する。ちなみに僕はスペイン語全然できないので、なかなか辛い。
手前に見えるのがマグロの赤身&中トロ部分。ちなみにマグロは、スペイン語ではAtún(アドゥン)と言う。1kgあたり45ユーロ。とはいえ現地の人は赤身と中トロを区別しているわけではなく、ごっちゃになった状態でスライスして販売される。それとは別に大トロも購入。そっちはたしか60ユーロちょっとのキロ単価だった気がする。エビも意外と高い。日本みたいに「車海老」とか「ブラックタイガー」とか書いてないのでどのエビを買ったらいいのかわからない。とりあえず、値段がそこそこで、大きすぎないから数が買えるやつを購入。
お店のおいちゃんに、箱(caja)をもらえないか聞いてみたところ、ちょうどいいサイズの発泡スチロールの箱をくれた。嬉しい。
パッキング
家に戻り、魚を詰める方法を考える。ポイントは「冷たい状態で」「なるべく形を崩さないように」「冷たい状態で」輸送すること。
アイスキューブの袋を詰める方法も考えたんだけど、それだと氷が大きすぎて魚が入らない。一方で、魚だけで入れておくと冷たさ・鮮度キープが不安。そこで考えたのが、複数のサイズの水ペットボトルを凍らせて、魚の間に詰める方法。
輸送
そしてこれを、モンベルの60Lペットボトルに詰める。中で動かないよう、隙間に色々詰める。今回は使った箱のサイズが絶妙なのがよかった。水が入ってる以上機内持ち込みはできないので預け入れである。
魚の輸送振り返り&改善ポイント
初めての魚の空輸、どうにか成功裏に終わらせることができ安心しました。
一方で、周りの人と話すと、そもそも魚を飛行機で運べることを知らなかったりするし、僕もいざやろうと思ったら一般的な方法をネット検索で探せず苦労しました。そこで、このブログの本来の趣旨とはわりと異なる気もしますが、まとめておこうと思うに至った次第です。
ちなみに、知人の数少ない数少ない経験者に聞いたところ、「ソフトタイプのクーラーボックスと保冷剤があるととても捗る」とのことだったので、今度母が日本から来るときにサーモスのクーラーバッグとロゴスの保冷剤を持ってきてもらうことにしました。空飛ぶ寿司職人として、引き続き頑張りたいと思います。
その他、当日の写真など