MBAにいる人のタイプについて
IE Business Schoolは「Entrepreneurship」を売りにしている学校で実際「起業家精神」に関するクラスがあったりするんだけど、「強烈な起業家精神」のある人が来る場所というわけではないんだなということもわかってきたのでまとめ。
一方で賢くてナイスガイで将来のネットワークになりそうな友人はたくさんできると思うので、MBAが「目的に合致した」ゴールになるととてもいいよねと思います。
なお僕は基本的に「自分の将来の方向性を固定してしまう前に、1年半足掻いてみる期間」だと思ってるので特に失望も安堵もありません。
基本的に皆育ちがよく、賢く有能
僕のワークグループは「ドイツ人、イタリア人、アメリカ人、アルゼンチン人、インド人、日本人の僕」という公正なんだけど、何の科目について話していても皆理解が早い。そしてレポートやプレゼンテーションが課されると、いい結果を残すためにとても頑張る。
僕は英語力不足、かつ理解も早くない上、興味のない科目だと全然やる気が出ないので皆を見ながら「すごいなあ」と思っている。「彼らは優秀なGeneral Managementになるんだろうなあ」と思いながら見ている。
生粋の起業家タイプはMBAを取りにこない(一部の例外を除いて)
「卒業後は即起業する」という人間にはほぼあってない。ほぼ、というのは、僕のクラスの、僕の一番いいやつがそのタイプだからである。入学直後のオリエンテーションでたまたま隣の席になったときに意気投合して、今も一番仲がいい。彼は「IEのリソースを利用してローンチとファンドレイズまで持っていく。資金調達さえできたらビジネススクールは中退する」と言っており、僕の知る中で最もラディカル。
Job Seekerに紛れて、ファミリービジネスの大金持ちが
基本的に皆卒業後はまたいい会社で働こうと考えてる感じなんだけど、「とにかく遊びまくるためにMBA来てる」みたいな感じの人が散見される。彼らは実家がめちゃ太くて卒業後の職やお金の心配がないので、在学中は遊びまくり、「卒業後すぐに仕事をみつけないといけない」という焦りがない。実際、就職先を決めずに卒業していく学生はそこそこの数に上る模様である。
僕はどうするか
僕の場合は実家も太くなければ子供2人と住宅ローンも抱えているので、とにかく金を作る必要がある。一方で、会社員としての適性の低さも日々ひしひしと感じるため、何とかして「日本に戻って再度会社員になる」以外の道に辿り着きたい。そのための苦しみの道が今後のMBAライフである。