辺境系キャリアのレシピ 〜新卒即無職→海外就職→スペインMBA→?〜

市川慶です。3児の父。IE Business School MBA。外資ITセールスという名の傭兵稼業10年目。日本の20代30代の年収を倍増させるべく、ルーキー傭兵のリクルーティングと練兵をライフワークにしています。気軽にご相談どうぞ。

8ヶ月で10人以上が外資IT企業への転職に成功したよ!どうやったの!?のお話

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トミオだ! あけましておめでとうございます。

 

7歳息子が、クソ寒い中半袖で外出したがるので怖いです。

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それはそうと、えらく忙しい年末だった。

 

いや、僕自身の外資ITセールスとしての仕事は余っていた有休を使い12/16(木)を最終出勤にして納めてしまったんだけど、その後、外資IT転職チャレンジャーたちの内定取得ラッシュがすごくて。ラスト一週間で4人から、内定の報告とオファー内容に関する相談が届いた。当然ながら全員が現職から大幅な年収アップだ。素晴らしい話なのだが、オファー内容のレビュー、回答の一時保留の仕方や面接プロセスを継続している企業へのコミュニケーションの仕方など、内定が出た後が案外忙しくなるのが転職活動だ。

 

そんなわけで、嬉しい悲鳴とともに、トミオの『外資IT転職相談』は2021年5月4日に最初のブログエントリーを書いてから8ヶ月を待たず10人以上の転職実績を出すに至った。チャレンジャーの皆の頑張りのおかげだ。みんな、それぞれ忙しい中素晴らしいガッツと粘りを見せてくれた。

 

とはいえ、このブログを読んでいる人、また僕のツイッターアカウントをフォローしてくれている人たちには、なぜ、トミオに相談したら外資IT企業に転職できたのかが理解できないのではないだろうか。まあそりゃそうだな。どこでも話してないもんな。

 

そこで2022年最初のブログエントリーでは、トミオに転職相談したチャレンジャーたちが、外資IT企業の内定をゲットするまでにトミオと一緒に何をしていたのかを紹介したいと思う。「今年こそは年収を増やしてやろう!」そう思っている君が一歩踏み出すための一助になることを願っている。

 

 

大前提:銀の弾丸はない

予め言っておきたいのは、一撃必殺の『銀の弾丸』はないということだ。いくらトミオがお手伝いすると言っても、頑張るのは本人だ。みんな仕事があって忙しいし、人によっては家庭もある。スタート地点の高さも異なる。途中で心が折れそうになることだって一度ならず出てくる。転職に成功した人たちに関して共通して言えることの第一は、「本人が覚悟を決め、時間と労力の投下を惜しまず、諦めず最後までやり切ったから」ことだ。

 

それを前提に、先輩たちが内定までに何をしたのかを見ていこう。

 

5ステップの転職活動プロセス

基本的に、この5ステップを3ヶ月〜6ヶ月くらいで踏んでいくことになる(主に、どのくらい英語面接の準備をするかで期間が変わる)。1ステップずつ見ていこう。

 

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ステップ1:プレエントリー

最初のステップは、Zoomでの無料相談だ。これはトミオに連絡をくれたチャレンジャーが必ず最初に通る30分のセッションだ。(なお、実際にはほとんどの場合1時間近くなる。)

 

このセッションでは、相談に来てくれた人の状況とか関心ごとを踏まえながら、トミオからガイダンスを提供させてもらう。『はじめての外資IT転職 検討の方向性と取り組み方のコツ』というスライド30枚くらいの資料を用意しているので、これから業界にチャレンジする人から聞かれる大抵の質問には答えられるようになっている。

 

要は「あなたが挑戦を検討している外資IT業界ってこんなところで、こんな会社があって、給料はこんなもんです。仕事の探し方や応募の仕方はこうやるといいですよ。一般的な転職活動スケジュールはこんな感じです」みたいな話をバックリ提供させてもらうセッションだ。

 

トミオのところに相談に来る人の半分以上は、この第一ステップで終了する。トミオとしては、皆が自分にとってベストの意思決定をしてくれたら満足なので、もちろんそれで問題ない。

ただ、転職の決意が固まっていて、いつまでに転職したいという明確な意志のある人には、第二ステップ以降の支援を提供させてもらっている。

 

ステップ2:プランニング

次のセッションは転職活動プランニングだ。トミオが予め用意したテンプレートをベースに、転職活動の進め方を設計する30分〜45分程度のセッションになっている。

 

このセッションの一番の目的は「転職基準の明確化と優先順位づけ」だ。自分が何のために転職をするのか、どういう条件を達成できたら転職活動が成功したと言えるのかを事前にクリアにしておくことにより、内定が出たときに基準と照らし合わせて意思決定することができるようになるからだ。

 

もう一つの目的は「ゴールから逆算した転職活動スケジュールの設計」だ。まずは新しい職場で働き始めたい時期をセットして、そこから現在に向けて「有休期間」「内定取得と意思決定」「応募および面接期間」「準備期間」とスケジュールを引いていく。

現状の英語力によって必要な準備期間が大きく異なってくるので、どうしても期間的に厳しそうなときはスケジュールを少し後ろ倒しに調整したりもする。

 

最後に、次のステップに合意してこのステップは完了だ。多くの場合、次のステップはCV(英文履歴書)の作成になる。トミオが推奨する『3ステップ英語学習法』に従いこのタイミングからオンライン英会話の受講を始めるチャレンジャーも多い。

 

ステップ3:準備

なんせ、異業界から外資IT業界に飛び込むのだ。応募する君たちも不安だろうが、その応募を受け取る企業だって不安なわけだ。企業の担当者は「この人はどうしてわざわざうちの業界に?この人が入社した場合、成果を出すことができるのかしら?」と考える。

 

この質問に対して「安心してください。必要な知識は習得していますし、入社後のパフォーマンスも心配ありません。ほら、どうぞ見てください」と言えるだけの準備をしておく必要がある。人によって若干異なるが、おおよそこんなことを行う。

  • 課題図書の通読による業界や業務に関する解像度の向上
  • 正しく企業にアピールできるCV(英文履歴書)の作成
  • 面接で必ず聞かれる質問リストに対する回答の準備
  • 応募する企業に関する情報収集と絞り込み

CVに関してはトミオの推奨する必勝フォーマットがあるので、基本、それに従って作成する。既に英文履歴書を作成済みの人でも、全面的な書き直しを行うことが多い。

 

ステップ4:応募と面接

準備が整ったら、あとは企業に応募していくだけだ。応募のチャネルは①転職エージェント経由、②直接応募、③リファラル(現役社員による紹介)の3つなので、これらを組み合わせて進めていく。

 

実際に面接に呼ばれるようになると色々と新たな課題が見えてくるし、並列で進んでいく面接プロセスの管理と時間のやりくりが大変になる。通常このステップでは、週1回程度、トミオとキャッチアップミーティングを持って相談しながら進める。

このキャッチアップミーティングは「順調です!」ということであれば5分で終了することもあるし、場合によって、答え方が難しかった質問に対するアプローチの仕方を一緒に考えたり、応募先のネタが少なくなってきたらトミオから新たな企業やエージェントを紹介することもある。

ステップ5:意思決定

面接プロセスが大詰めに差し掛かったら、企業から内定をもらい、入社の意思決定をする準備をしていかなくてはならない。ここからは、これまでのプロセス以上に繊細なハンドリングを要する。

この段階では、慣れていないと思わぬ落とし穴にはまることがある。たとえば「オファーレターが出る前に細かい注文をつけすぎて企業に二の足を踏ませてしまう」などが典型的だ。なのでトミオがする支援は「条件交渉におけるよくある失敗を避けさせること」だ。どの会社を選ぶかは知らん。自分がベストだと思う企業を選んで、納得して進んでくれたらそれで良い。

 

外資IT転職相談 on Zoom、受け付けてます

以上が、トミオと外資ITチャレンジャーがこの数ヶ月一緒に取り組んできたことだ。正直、大変なチャレンジだ。誰しもに薦めたいとは思わない。だが、その努力が報われることは先輩たちが証明してくれた。2022年を飛躍の年にするかどうかは君次第だ。

 

我こそはと思うチャレンジャーは以下のプロセスでトミオに連絡してほしい。

 

0. 応募条件

基本的には興味を持ってくれた人全員とお話ししたいんだけど、現在、3週間先くらいまでトミオの予定が面談で埋まってしまっている。そのため、ハードルとしては低めだとは思うものの以下2点を設けさせてもらうことにした。

  • 外資IT業界への転職を検討していること(転職時期は問わないので、予定が2年後3年後でも問題なし)
  • TOEIC600点以上を保有、ないしはそれ相当の英語力があること(喋れなくてもいいけど、さすがに英語がゼロだとサバイブできないので…)

1. トミオにコンタクトする

以下のどれか、都合の良い方法でコンタクトしてくれ。

トミオへの連絡時に知らせてもらいたいことは以下3点だ。

  1. 本名フルネーム
  2. 現在している仕事(簡単で構わない)
  3. 新しい会社で働き始めたい時期(緊急の場合は特別対応を検討する)

2. トミオからの返信を待って日程調整する

トミオは、連絡をもらって24時間以内に空きスケジュールの情報とともに返信する。都合のつくところを選んでもらえたらと思う。24時間経っても返信がない場合、単に見落としてる可能性が高いので「返事がねえぞコノヤロウ」とリマインドしてもらえるとありがたい。

3. 事前ヒアリングシートに回答し当日を待つ

日程が決まったら、トミオから事前ヒアリングシートのURLが共有されるのでなるべくすぐに記入をお願いしたい。このシートに書いてもらったことをベースに当日の流れを決めるので、全員に記入をお願いしている。

 

それでは、2022年も多くのやる気あるチャレンジャーと出会えることを楽しみにしている。みんなおいでよ外資IT!

 

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