辺境系キャリアのレシピ 〜新卒即無職→海外就職→スペインMBA→?〜

34歳男性、2人の子持ち。2018年1月よりマドリード・IE Business SchoolのMBA学生になります。新卒即無職→バックパッカー→シンガポール就職→日本で外資IT企業日本法人立ち上げ第一号営業→MBA@スペイン

1年前のFacebookポストを見ながら、この1年を振り返る

マドリードへ来て、ちょうど1年が経過した。

奇しくも、1年前に僕がFacebookにポストした日記がFacebook経由で出てきた。Google Photosが「あなたの1年前、こんなんでしたよ」って出してきた。

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僕自身は、驚くほど変わっていない

そう、びっくりするほど何も変わっていない。

1年前の日記で「僕の子供たちが年頃になって『これがやりたい』と相談にきたときに『やってみなよ。世界はチャンスに溢れてるよ』と言ってあげられる父親でありたい」と書いてるけど、今も、その気持ちである。無様でも、周りの人々に迷惑かけても、チャレンジしている後ろ姿を子供たちや自分より若い世代に見せていきたい。

 

子供たちは成長している

日本を出たときに3歳だった息子は4歳に、1歳だった娘は2歳になった。

息子は、割と明らかな多動傾向があり遺伝の強さに焦るも、素直で良い子に育っている。僕の息子らしく、人と同じことをするのは苦手なのに臆病なので、父として彼のチャレンジを応援していきたい。娘は、わがままだがよく笑う可愛い女子に育っている。彼女がたくさん笑っていられるよう、父ちゃん頑張っていかないといけないなあと思う。

ちなみに「数ヶ月後に会っても、パパの膝の上は娘のお気に入りの場所でいられるだろうか」という疑問については、大丈夫であった。忘れられてなかった。妻に感謝。

 

実績として残ったもの

アフリカ

IE入学前に宣言していた通り、この1年のうち2ヶ月くらいをアフリカで過ごした

「今後30年後の世界を見据えて、アフリカに繋がるビジネスをしたい」という気持ちは今も変わらず持っているが、じゃあすぐに「アフリカでこれをやろう」という状態には至っていない。

Venture Lab

IE最大のスタートアップイベント、「IE Venture Day Madrid」のファイナリストとして、僕がStart-up Labから参加している「Donburi」というチームが登壇することになった。日本人チームとしては初の快挙らしい。アイデアは名前の通り「スペインでどんぶり屋を開こう」というプロジェクトである。よくこんなんでトップ12チームに残ったもんだと思うが、徹底したバリデーションの成果と、CEOの中村さんのパッションの賜物である。やり抜くと人の心が動く、という部分がとてもよい学びになった。ちなみに僕はCTOという立場で入ってるので、壇上には登るもののピッチはせず、プレゼン内で流すビデオを撮影して編集したりするのがメインの業務である。

 

より確実になったこと

将来に対する志向は、より明確になった。

いわゆるFAGAとか呼ばれるようなテック企業への就職は絶対にしない。(給料がめちゃいいので、金のない身としては視界から外すのはきつい)外資テックの日本法人にはそもそも戻らない。

アフリカ関連の事業にジョインするのは楽しそうなので前向きに考えたい。

一番希望に適うのは自分でビジネス立ち上げてやってくことだが、キャッシュが今ゼロに近いので資金調達が必須なのと、既に資金面で苦労させてる家族にあと(少なくとも)数年は貧乏暮らしをしてもらわないといけないので悩ましいところである。

 

そもそも何がやりたいのか

前の仕事をしていてやだなと思ったのが「人が作ったものを売っている」立場であることだった。自分が作ったもので、世の中にインパクトを出したかった。そしてその思いは今も変わっていない。

まだ具体的な形になっているものはないけど、幸い、卒業まであと半年強ある。足掻くぞー。

ビジネススクールに進学してMBAを取得する、ということの価値について思うこと

僕はIE Business Schoolというスペインの学校に在籍していて、入学してかれこれ10ヶ月強になる。MBAと「Master in Business Analytics and Big Data」という修士号のDual Degree Programのため、既にMBA部分は終了し、通称「MBD(BDはBig Dataの略)」と呼ばれる2つ目の修士プログラムに在籍している。MBAは既に卒業試験まで終わっているので、MBDが終了するまでの「仮免」状態だ。

 

自分が1,000万円の学費を投じてやってきた「MBAという学び場」について感じたことを、今日はいくつか書いてみたいと思う。まあ大体は他所で言われてる内容と同じになると思うんだけど、もし気が向いたら読んでみてほしい。

 

正直、勉強の効率は悪い

「講義」全然集中できん

「クラスルームでの講義」という教育方法は、非常に効率が悪い。僕のように注意力が散漫で英語力も中途半端な学生の場合、先生の言ってることがそもそも全く入ってこない。今時、オンラインで有名大学の講義がいくらでも視聴でき、速度変更も巻き戻しも何度も聞いたりすることもできるのに、この前時代的な教育方法が今も残っている理由が、どうも理解できずにいる。強制的に出席させる、座らせるということが大きいのかなあ。

 ディスカッション?勝手にやっといて

「多種多様なバックグラウンドを持った学生同士の議論が熱い」みたいなことをMBAの価値のように言う人がいるけど、それについても特に価値を感じない。出身国や宗教等のバックグラウンドによって発言に差異が出るようなことは極わずかで、基本的に皆、豊かな家庭に生まれた秀才たちである。違いなんてどうってことはない。僕自身は手を上げるの面倒なのでほとんど発言しなかった。

そもそも、知識の吸収速度は日本語より格段に落ちる 

特に日本人の場合、ハードスキルを身に付けたいならビジネス・ブレークスルーとかグロービスの方がこってり教えてくれると思うし、語学のハードルがない分吸収も早いはず。

 

Diversityに関しては、友達作りの環境としてはめちゃいい 

Diversity、勉強に関してそんな意味あるか?

これも、上記と共通する部分がある。Diversity(多様性)を売りにする学校の関係者が口々に発する「様々な国籍・業界の同級生と切磋琢磨することで学びがある」みたいなやつは、そこそこ真理である。実際グループワークするとそれぞれの「当たり前の基準」が違うからミーティングの開始時間がめちゃズレて衝突が起こったりするし、成績へのスタンスによってメンバーの力の入れ具合が大きく異なったりする。だが、それが「MBA最大の(ないしは大きな)学びだ」と言えるかというと割と疑問が残る。「1,000万も投じてやることか?」と。

 ここでできる友達と卒業生ネットワークには確かな価値がある

特にフルタイムのMBAプログラムに通う場合、「人生の大事なタイミングの1〜2年を、スペインの片田舎(失礼)で過ごす」という選択をした人間同士である。僕の周りの日本人を見てると「他の学校にも余裕で合格する優秀さがありながら、この学校にフィットを感じて来た」という人が多く、そうた人々の結びつきは強い。前回のアフリカ滞在の記事でも書いたけど「連絡したら気軽に会ってくれて、支援の手を差し伸べてくれる」人々のネットワークが世界中にできるのはとても大きい。

僕がクラスで特に仲がいいのは、前回「就職したくないでござる。」のエントリーでも紹介した中退していったインド人の友人(彼とは今でも時折メッセージや電話している)や、中米の最貧国ニカラグアの超資産家の息子。普通に生活してて知り合わなそうな人と、「MBAの同級生だから」というだけで一発で繋がる関係を築けるのはとても面白い。

 

将来の進路選択に与える影響について

起業に関しては、MBAを選んでる時点で…

そもそもMBA取りにきてる時点で孫正義とかイーロン・マスクみたいな突き抜けるタイプの起業家じゃなくて秀才タイプなわけなので、そういう人が起業に憧れて進学しても「うるせえ勝手にやれや」という話になりがちだとは思う。

ただ起業へのハードルを下げる効果はある

僕と同じチームでStart-up Labに出場してた中村さんの体験記IEのページにあるけど、こんな感じで、学生という自由な時間を使って安全な環境でプロセスを試せる環境はある。僕にとっては座学の本科よりも断然楽しい時間で「やっぱお利口さんがやることを自分がやるのは無理だなあ。こっちのほうがおもしろいなあ」と体感させてくれたという意味でもありがたかった。

肩書きには価値がある。特にグローバル企業就職を目指す人にとっては…

卒業後は「MBAホルダー」という肩書きを手に入れるわけだし、また「MBAスクールでの1年間とはどういうものか」というのを経験した人間になっているわけなので、この肩書きを上記の人脈と組み合わせて使うかが鍵になる。

僕みたいに大きな会社に就職する気が一切ない人間には意味がないけど、たとえば欧州やアメリカに本社がある会社の本社採用狙うような人には、MBAの価値はすごく大きい、はず。以下ツイートはそれを実践した人の意見。

 

 

 まとめ

ということで「過大な期待をしても叶うかどうかわからないけど、いいところはあるよ」というのが僕からの意見でした。巷で言われてる「MBAの価値」が本当かどうかには若干懐疑的だけど、来たこと自体に関してはまったく後悔してない。

さて、次のステップについて

幸い、前職が傭兵的な「外資ソフトウェア会社の営業」という仕事で成績もよかったので、次に就く仕事がないということはありえない。ただ「自分の情熱を注げる仕事かどうか」という部分については、依然完璧な回答が見つからず模索中である。

卒業時には、いい報告ができるように精一杯足掻いていきたい。

アフリカ滞在2ヶ月(特にナイジェリア)

ご無沙汰しました。トミオです。

 

アップデートが遅くなりましたが、7月末〜9月の大半を南アフリカとナイジェリアで過ごし、日本にちょっとだけ帰り、10月頭からマドリードに戻ってきました。

クラウドファンディングで支援いただいた金額が50万円を超え、グループのメンバーも150人くらいに膨れ上がっていたので、常にそのグループに報告・相談しながら活動してました。

 

アフリカで何を学んだか、得たか

何をやってたかは以下で詳しく書くつもりだけど、とりあえず結論。

今すぐ「これで起業する」というものはみつからなかったし、「アフリカはこれから数年で必ず来る」という確信を得るには至らなかった。でもたくさんの魅力的な人々と知り合い、刺激的な環境で時間を過ごしたことで「今後も長期的な視点でアフリカに関わっていきたい」という思いを強くした。アフリカをより知って、より好きになった。

 

アフリカで何をしていたか

その1:南アフリカ

以下の日記で南アフリカ到着したところまで書いてましたが、その後はクラウドファンディングの支援者の方の指示でクルーガー国立公園に3泊4日サファリツアーへ行ったり、ケープタウンではレンタカーを借りて喜望峰へ足を伸ばしたり、ストレンボッシュのワイナリーを見学したりしてました。要するにほぼ観光です。

tomyuo.hatenablog.com

南アフリカは治安がいまいちなことを除けば生活インフラが安定しており、とても「住みやすそう」な場所でした。一方で「起業」という側面で見ると基本的な需要が満たされており、また国内の雇用を守るために外国人のビザが非常に降りにくくしている等の事情もあり、それほど魅力的ではない印象を受けました。なので、この記事は主にナイジェリアに関してになりそうです。

その2:ナイジェリア

ナイジェリア、すごい場所でした。毎日が驚きの連続だったので、細かいことを書くとどれだけでも長くなるんですが、とりあえず着いた瞬間に税関で賄賂巻き上げられたり、スーツケースから謎の壊れたスマホが出てきたり、Airbnbで適当に取った宿がスラムのど真ん中だったり、色々ありました。その辺の話は別エントリーででも。。

ちなみに滞在した都市はラゴスのみです。

 

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深夜にラゴスに到着し、翌朝ホテルの窓を開けた僕の目に飛び込んできた景色

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街を歩いていたら突然子供たちに囲まれ、自撮りを強要される僕

最初こそ、なんかすごいところに泊まってしまい大変だったけど、現地で某社駐在員をしており、たまたまICUの同窓でもあったYさんを紹介してもらい彼の家に転がり込む。駐在員住宅でめっちゃいい暮らしをさせていただきました。。

ナイジェリアでやってたことその1

まずは日本人が経営するスタートアップのお手伝いをしていました。ケニアでお寿司握りに押しかけ、さらにオフィスに寝泊まりさせてもらったケンさんの「アフリカインキュベーター」が資金調達を完了しナイジェリア進出するタイミングだったので、現地入りした同社メンバーと採用に立ち会ったり、一緒にオフィス候補を採用したばかりの営業マンに研修したりしてました。本当はもっと案件・売り上げで貢献できたらよかったんだけど、そこは役立てず。

thebridge.jp

ナイジェリアはアフリカ最大の1億9,000万人の人口を擁する大国なんだけど、なんと住んでる日本人が30人。「日本人コミュニティに初めて入ってきたスタートアップの人」ということで、その日本人が一堂に会する場に押しかけお寿司屋さんをやったりもしました。

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サーモンは生で食べられるやつが現地で手に入った。
ナイジェリアでやってたことその2

ひたすらIE MBAの先輩にコンタクト取って会いにいってました。

卒業生ディレクトリから突然メールを送りつけた僕に皆すごく親切に対応してくれ、人を紹介してくれたり、車を出して観光に連れていってくれたり、すごく助けられた。しかも、全員が結構高い飯奢ってくれた。「同じ学校に在籍した」という共通点が、こんなに温かい縁を生むのかと、正直びっくりしました。

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IEの先輩、Dejiが経営するバイクタクシーシェアリングアプリ「GOKADA」本社にて

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Ayokunle。同年代、子持ちということもあり話は尽きず。

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半年先輩のUbongが連れていってくれたLekki Conservation Center。
ナイジェリアでやってたことその3

あとは、LINEグループからの指示を受け水上スラム「マココ」のツアーに行ったり、マーケットを巡って呪いの仮面や太鼓等のお土産を仕入れたり。

 

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マココツアーの船から。スラムっていうか、水上生活の人々って感じ。

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民芸品マーケットでお土産まとめ買い。交渉大変。

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おっ呪いの仮面的なやついいっすね。

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買ったよ!

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地元感の強いマーケットに服を買いにいったら、なぜかツーショットを撮らされる。

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さらに撮られる。

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えっまだ撮んの?

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からの…

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決めポーズ。

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ナイジェリアといえばこれ。国民的駄菓子「Chinchin」。

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当然、大量に買い付けます。

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チンチン、素朴な味でお子様に大人気。(娘です)

今後について

しまった。完全に話が逸れた。

アフリカ1ヶ月半の後日本に2週間戻り、支援者への報告会をしたり、家族で過ごす時間を作ったり。楽しみ尽くした2ヶ月でした。

散々好きなことをした挙句に「次何をするか」となるとまだ定まっていないんだけど、「少なくとも、大きな会社の会社員になるってのはねえな」という思いを強くしました。堪えられん。

一方で、さすがに家族を放置しすぎたので卒業後はもっと家族と過ごすようにしないとなーなどとも思うので、アフリカ全振りというわけにもいかなそう。(ラゴスアメリカンスクール、年間学費50,000ドルらしいよ)

 

残された学生生活もあと半年あまり。後悔のないように、人生の次の段階への準備を進めていきたい。

 

 

 



 

ファンディングプラットフォーム、Polcaを通じ30万円を支援いただきました

トミオ@ヨハネスブルグです。

 

夏休みにアフリカに出発するに当たり、その費用を賄うべくクラウドファンディングを行いました。約100人の方からご支援を頂き、総額301,800円の資金ができました。

同時に特典として用意したLINEグループでは、色んな相談をさせてもらえる100人強の助言者を得ることができ、僕にとっていいことしかないクラウドファンディングでした。

polca.jp

数年前から、憑かれたようにアフリカアフリカ言い続けてきた僕ですが、言い続けた結果こうしてアフリカに比較的長期で滞在して夢を追うことができ、また多くの方からの応援を頂け本当にありがたい思いです。

 

引き続き頑張ります。

夏休みの過ごし方(ヨハネスブルグなう)

ヨハネスブルグにいます。

昨日パリ経由で到着して、到着してそのまま出張寿司職人をしてきました。IEのGlobal MBA(リモート中心のプログラム)生がヨハネスブルグにいることを知っていたので、彼のお家にお邪魔させてもらい、現地日本人10人強と交流しつつお寿司作り。魚は前回のナイロビ編と同じくマドリードからハンドキャリー。

お寿司握り体験をしてもらったりもし、喜んでもらえてよかった。

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それはそうと、8月〜9月の2ヶ月の夏休みのうち1ヶ月半をアフリカで過ごします。

日程

こんな感じを予定。日本行きのチケットだけまだ取ってないけど、アフリカ部分は確定。

  • 南アフリカ(7/29〜8/14)
  • ナイジェリア(8/15〜9/16)
  • 日本(9/19~9/30)

なぜ、アフリカに来たのか

IEを卒業後、サラリーマンに戻らず、アフリカで自分のビジネスをやっていくことです。今回はそのための調査&Opportunity探しの旅。

 

何をするのか

南アとナイジェリアでは、やること・やりたいことがだいぶ異なる。

南アフリカ

正直、この国は観光に近い。スタートアップ投資額で言うとケニア・ナイジェリアと一緒にアフリカを三分する有望な場所に見えるが、何分外国人向けの起業環境が悪すぎる。でも一応、アフリカに来るからには見ておかないといけない場所だし、何よりケープタウンMBA受験の当初の第一志望「University of Cape Town」がある場所でもあり、一度は行きたい夢の場所だったため。

でもせっかくなので、人にたくさん会って話を聞かせてもらうつもり。昨日は現地在住の日本人から色々と情報を教えてもらったし、明日はJETROの現在窓口の方を紹介いただき一緒にご飯できることになった。IEの卒業生にも、色々コンタクトしたら会ってくれる人が複数名みつかったので、話してくる予定。

 

ナイジェリア

こちらは、真剣に起業に向けてトライアル&エラーをしてくる予定である。

一つ目は、ナイジェリアに業務拡大しようとしている知人のお手伝い。彼はケニア在住だけど社員の皆さんとナイジェリア入りする予定だとのことなので、家を一緒に借りてお手伝いしてくる予定。

二つ目は、寿司を使った突破の可能性探り。ナイジェリアでビジネスする場合は上位層に食い込むことが不可欠なので、そのための突破口として寿司が使えないかを検証する。具体的には、「御社に訪問して寿司を握ります」の手法でいろんな会社にお邪魔してくるつもり。今打診のメール作ってるけど、間違いなく反応はいいはず。

三つ目は、それ以外のビジネスの可能性。具体的にはテックを絡めた何らかのスタートアップで伸び代のあるところを探したい。エントリーしやすい人材系になるのか、もしくはフィンテック等の他の分野にも可能性があるのか。この辺りは、南アと同じく人に会いまくることで見極めていきたい。

 

卒業後のキャリアとして「フルタイムでサラリーマンをやる」というのはやらないことに決めたので、やるとしても自分で会社持って仕事受ける程度にする予定。

今ここでどれだけアフリカとの接点を掴めるかが勝負。ここからの1ヶ月半、頑張ります。

 

MBA終了!(IE生活はまだ続く…)

IE Business Schoolに入学して7ヶ月が経ちました。

これにてMBA部分が終了し、8月、9月の長い夏休みの後10月からは"Master in Business Analyticss and Big Data"のプログラムが始まります。卒業は来年7月の予定。

 

通常のMBAプログラムに在籍している学生は12月までMBAの一部として選択科目(Electives)を取れるのですが、僕のように1年半で修士号を2つ取るプログラムの場合、一切Electivesが取れず、もう一つのプログラムに移行する形になります。

せっかくなので、入学からここまでの振り返りをしておきたいなと思います。

 

この半年強、僕は何をしていたのか

ろくに学校の勉強をせず、ひたすら寿司を振る舞っていた気がします。

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Alberto & Aliの家で寿司を握ったときの写真

 

 Jeriの家で寿司を握ったときの写真

 

Global Villageで寿司屋台を出したときの写真

 

寿司と多国籍な交流にまみれた、素晴らしい半年間でした。とはいえ、さすがにそれだけ書くわけにもいかないので、それ以外のことを以下にざっくりまとめておきます。

 

Term 1(入学〜3月)

クラスが決まり、基礎となる科目を扱う期間でした。Financial Accounting, Economicsといったハード的なクラスに加え、LeadershipやMarketingのようなふわっとしたクラスがあったり、"Innovation in a Digital World"なんていうテックの潮流を掴むためのクラスがあったり。あとIEらしいアントレのクラスとしては”Entrepreneurial Mindset”というものがありました。

僕のような「アフリカへ行く前のモラトリアム期間としてMBAを選んだ」人間にとって勉強する科目自体はそれほどやる気を起こさせず、能力の低さも相まって全然頑張れずにいたところ散々な成績を取りました。

あと、体が環境に慣れていないためか寝ても寝ても眠く、授業中に居眠りばかりしていました。

Term 2(4月〜6月)

上記のTerm 1とTerm 2を併せて"Core Period"と呼びます。ベースを作る期間。ようやく体が慣れてきて、このTermになってからは授業中の居眠りゼロでした。

Term 1では一番多いクラスでも20コマくらいだったのに、このTerm 2ではCorporate Financeが30コマ。Corporate Financeは、予習復習の習慣のない、かつ興味が湧かないと頑張る気持ち湧かない僕にとっては大変な科目でした。どうにか通過できてよかった…その他の科目としては、Managerial Accunting, Entrepreneurial Venturing, Strategyなどがありました。"Company, Government and Sociery"という、ビジネスビジネスしたところから一歩離れて、企業のNon-market strategyであったり公害の問題であったり、ロビイングについてであったりをカバーした科目があったのは興味深かったかも。

 

Lab Period(6月末〜7月いっぱい)

夏休み前の最後は、Lab Periodと呼ばれる期間です。

Lab Periodの説明は、去年の先輩のブログが役立ちそうなのでよかったら見てみてください。今年から、従来のStart-up Lab, Businenss Impact Lab, Social Impact Labに加えTech Labというのが増えています。

僕はStart-up Labを選択。5週間、毎週金曜日にパネリスト向けにピッチがあり、最終週の"Final Investor Pitch"に向けて自分のアイデアを作り込んでいく期間。

僕は同級生の「まきおさん」が発案した「マドリードに牛丼屋を開く」というアイデアに相乗り。メキシコ人同級生のSantiago, フィリピン人のKenjiの4人のチームで5週間を走った。詳細はまた別にまとめようかと思うけど、Core Periodと比べて断然面白かった。何日も日付変わるまで学校に残ったり、徹夜でビデオ編集やポスター作りをしたりしたけど、それが全然苦にならなかった。1ヶ月をスタートアップアイデアに費やせたのんは素晴らしかった。

終結果としては、他のチームがAIだIoTだブロックチェーンだと言う中、どんぶり屋という原始的なアイデアで最終選考まで残り、41チーム中の5位。大健闘だと思う。

 

夏休みの予定

アフリカです!別にエントリー立てます。実は今、この記事はヨハネスブルグから書いています。

 

夏休み後

Business Analytics and Big Data、始まります。夏休み中にどれだけ準備できるかが鍵なので、それも頑張る。

 

 

夏休み(8〜9月いっぱい)の過ごし方

夏休み(8〜9月いっぱい)の過ごし方

僕は「〜の業界に転職したい」とか「大企業で出世して役員になりたい」とかそういう動機がまったくないので「Why MBA?」に対しては「人生の次のステップに進むために、1年半の猶予を作るため」という答え方をしている。

じゃあその1年半で何がしたいのかというと「アフリカで今後数十年のキャリアを作るためのベースを築くこと」である。そのためには、8月、9月の夏休みの使い方が鍵を握る。夏休みは、アフリカで過ごす。

どこの国へ行くか?

アフリカでビジネスを立ち上げるとするなら、現時点で考えられる市場は3つ。3カ国とも英語圏だし、2017年のスタートアップ投資額のトップ3である。

ケニアは昨年末にナイロビへ行って雰囲気掴めたので、夏休みは南アとナイジェリアへ行きたい。

何をするか?

正直、実際行ってみたら色々変わると思うけど、特にナイジェリアのラゴスには1ヶ月留まり、以下の3つの可能性を試してみたい。

  • 寿司屋(屋台形式とケータリング形式でニーズ調査)
  • 人材紹介業(これから増えてくるテック系人材を想定)
  • 現地独自のニーズを解決するためのテックスタートアップ

考えないといけないこと

  • 早々にキャッシュを埋めるようなビジネスをまず1個作る
  • その上で、増え続ける人口のレバレッジを効かせられるようなサービスを作る
  • ビジネススクール卒業までの間に、出資を得て自分のビジネスで食っていけるようにする

あとマジで考えないといけないこと

今のところ日本にいる家族をどうするか。
たとえばナイジェリアでビジネスできる基盤ができたとして、果たして家族を連れていけるか。ちなみにラゴスは、The Economistが出してる「The Global Livability Report 2017」で世界140都市中ワースト2位である。(ちなみに1位はシリアのダマスカス)
本当は日本とアフリカを行き来するようなビジネスにできるといいけど、最初の時点でそれは高望みだしなあ。悩ましいなあ。

就職については、卒業時に何もできてなかったら考えることにする。まずはアフリカに軸足作ることを最優先で動いていく。